ブレーキパッドの使用適性温度
ブレーキパッドには、それぞれ適性温度というものが設定されています。これは、ブレーキローターの温度が、指定の適性温度範囲にある時に、パッドメーカーが狙った性能が出るという事です。
狙った性能とは、絶対的な性動力はもちろんですが、脚力に応じたコントロール性や、ローター攻撃性、またパッドそのものも対磨耗性も重要な要素となります。
それでは、一般的にブレーキのローター温度はどの程度のものなのでしょうか。
ブレーキのローター温度は走り方により大きく左右されますが、おおむね次のようなものです。
・市街地の一般走行
流れに合わせて運転している場合のローター温度は、0℃〜150℃程度です。少し乱暴な運転の場合や、高速道路などで100km/hから一気に減速する場合、200℃程度まで上昇しますが、250度を超える事はあまり無いようです。
・ワインディングや峠
走り屋と言われるような人で、ある程度のレベルの人が積極的に攻めた場合450℃位まであがるようです。普通の人が少し早いペースで走っていても350度程度までしか上がりません。
*ブレーキローターの冷却はブレーキを開放している時に大気中に熱を逃がしています。
したがって、ブレーキのON/OFFのメリハリがハッキリしている運転に比べて、下り坂でブレーキをダラダラと踏みつづけている場合、ブレーキ温度は上昇する恐れが有ります。
・サーキット走行
サーキット走行の経験があまり無い人のが走った場合、一生懸命走っても、350℃程度までしか上がりません。それなりに走りなれた人の場合500℃程度まで上昇します。
プロ並みの運転ができる人が、市販車を走らせた場合、600℃を超えますが、700度まではなかなか行かないようです。
次回は、適性温度から外れた環境で使用した場合の問題てんを書きます。
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